お米の生産量ご存知ですか?
日本人の主食はお米ですが、お米について知らないこと、意外とたくさんあるのではないでしょうか?
例えば、日本のお米の生産量を聞かれてもピンとこない人がほとんどだと思います。
日本では、一体どれくらいのお米が作られているのでしょうか?
お米の総生産量は、平成25年で8,607,000トンです。お米の生産量をランク順で見ていくと、最も生産量が高いのが新潟県で664,300トン、次に多いのが北海道で629,400トン、その次が秋田県で529,100トンです。
上位3位は、どれも日本有数の米どころとして知られている地域ですね。それから4位は山形県、5位が茨城県、6位が宮城県、7位が福島県、8位が栃木県、9位が千葉県、10位が青森県と続いています。生産量の多い地域は、雪が良く降り、日照時間の少ない地域です。
この事から、お米の生産が盛んな地域というのは、気候的には晴れ間があまりない雪国だという事になります。また、米の生産量が多い地域は、日本酒の消費量が多い地域でもあります。お米の生産量を調べてみると、このように気候や日本酒の消費量と相関関係があるという事が分かりますね。
ちなみに、平成5年はお米があまりとれなかったため、海外からお米を輸入していましたが、こうした事がないよう、その後はお米を備蓄する制度が始まり、1年間で約1,500,000トンのお米が備蓄されるようになったそうです。こうした備蓄によって、お米があまりとれない年でも、何とかしのげるようになっています。
お米の生産量と生産量の多い地域は上記の通りですが、次は、どの品種が最も多く生産されているのか、品種別の収穫量を見ていきましょう。
日本で最も収穫量の多い品種はコシヒカリです。コシヒカリは新潟県、茨城県、栃木県で主に生産されていて、3,187,000トンという圧倒的な収穫量となっています。次に多いのが、宮城県や岩手県、福島県などで生産されているひとめぼれで、収穫量は851,700トンです。3位は、大分県や熊本県、福岡県などで生産されているヒノヒカリで、収穫量は829,500トンです。4位は、あきたこまち、5位は、きらら397、6位はキヌヒカリ、7位は、はえぬき、8位はほしのゆめ、9位は、つがるロマン、10位はササニシキです。どの品種も馴染みのあるものばかりですね。
最近では、お米よりもパンの方が好きという人も多いようですが、お米について色々知れば、お米への愛着が深まるのではないでしょうか。