毎年恒例となりつつある辰口中央小学校5年生の稲作体験として、春に生徒たちが自らの手で一本、一本植えた苗を、今度は鎌によって黄金色に実った稲を一束、一束収穫しました。
五年生担任の先生に質問してみました。
Q なぜこのような体験学習を?
A 最近は「緑が丘」や「松が丘」など新興住宅地の生徒が増え、クラス(35人前後)でも田んぼの作業を経験したことのある子は7人、しかもほとんどの子が鎌(かま)を持つのも今日が初めて。このような体験を通じて、生徒たちに日頃食べているお米のありがたみを知ってもらいたい。
とのこと。こんな田舎でも米作りにふれたことのある子がこんなに少ないとは・・・
もはや農業は遠い存在になってしまっているのですね、ちょっと驚きました・・・
生徒たち自らが慣れない手つきで稲を刈り取り束ねていきます。
近くを通りかかった近所の方々が見るに見かねて手伝ってくださいました。
収穫したお米は乾燥、調整し、後日学校給食でみんなに食べてもらいます。
最後に近くにいた男の子たち7~8人に「楽しかった?」と聞くと
みんな「うん!!」と元気に答えてくれました!!
続けて、「じゃあ将来、農業したい?」と尋ねると、
みんな即答で声を合わせて「イヤ~!!!」
悲しかったです・・・
将来の日本の農業はいずこへ・・・